とももカフェ

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 九州国立博物館 『国宝 大絵巻展』

<<   作成日時 : 2008/04/29 22:09   >>

トラックバック 0 / コメント 2

画像

 九州国立博物館に行ってきました。

 現在博物館では『国宝 大絵巻展』があっています。

 私は大学時代、絵本を調べていて、日本では絵本の原型は絵巻物だということを知り、絵巻物の面白さに興味を持っていました。ですから、今回の展覧会はとても興味深いものでした。国宝の絵巻物がたくさん見れると言うのも魅力的でした。

 尚、今回も私は九州国立博物館のブログルポに参加しています。写真は博物館より提供を受けているものです。博物館内では絶対に写真は取れませんのでご注意くださいね。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 『国宝 大絵巻展』 
 京都国立博物館所蔵・寄託の名宝一挙大公開

 3月22日〜6月1日

 今回の大絵巻展はとても楽しみにしていた展覧会です。国宝クラスのものがたくさん見れること。それから展示されている絵巻物の中に百鬼夜行図が入っていたこと。。。ちょっとワクワクします。

 偶然ですが、今日から後期展示になるらしく、内容がちょっとかわっていったので、見ることができなかったものもありましたが全体的におもしろく、楽しい展示でした。

 絵巻物というと、堅苦しいような難しいもののような感じがしますが、私は今で言うところの漫画・・と思っています。昔、昔は今のように皆が字が読めたわけではありません。時代によっては、庶民は字が読めない人の方が多かったかもしれません。そんな人々に、仏教の教えや、偉いお坊様の伝記とか、伝説とか、おとぎ話とか、伝えるのに絵というものはとても大きな役割を果たしていたのだと思います。

 現在だって、字ばかりのもの、例えば取り扱い説明書とか読もうとはなかなか思いませんよね。それで図解がされています。漫画で分かりやすく解説されているものもあります。

 絵巻物は、字が読めない庶民にも、仏教の大切さとか、お寺のいわれとかを伝えたいと思った人達が作ったように思います。最初は貴族など特権階級のものだったので、だんだん絵巻物本来の役割というより、美術品のような美しいものになったのでしょう。時代が下ると庶民のものになったように思います。

 絵本の歴史を大学時代に調べていた時、この絵巻物が絵本の原型になる。。ということを知り、とても親しみが湧きました。そう思って今回の展示品を見てみると、すごく楽しい、面白い魅力的なものである事に気がつきます。博物館での展示品は真面目で堅苦しいものと思われがちですが、この絵巻物は結構笑えるものも多かったです。

 ちょっと具体的にみていくと、展示会は4つの構成で成り立っています。

第1章 あつめる−王朝絵巻
  『粉河寺縁起』  病気でくるしむ長者の娘のところに童がやってきて病気を治した。この童は実は千手観音が姿をかえたもの。。と言うお話。で、お寺ができましたとさ。。と言う内容でした。絵がすごくかわいらしく、特に千手観音のお顔が愛らしいものでした。お話も日本昔話み体で親しみがもてました。

第2章つたえる−高僧の生涯
  この章で展示されている絵巻物をみて、絵というものがいかにダイレクトに読み手に内容を伝えるか・・と言うのを実感。字と絵の絶妙なバランスで、読み手を引き込んでいきます。布教のために作られたのでしょうが、美術品としても楽しめます。

 中でも、『華厳宗祖師絵伝 義湘絵』は新羅の僧義湘の生涯と彼に恋した唐の娘 善妙のお話。善妙が海に身を投じて、龍となり恋する男の乗っている船を無事に新羅に送るというシーンは圧巻。恋する乙女は強いのだ龍の力強い躍動感と美しい澄んだ海の色が印象的な絵巻物です。

第3章ささげる−神仏への信仰
 寺社の縁起絵巻が多かったコーナー。『泣不動縁起』は面白い内容でした。

第4章たのしむ−御伽草子の世界
 今回の展示品の中で一番楽しみだったコーナー。
 『百鬼夜行図』は仏具や楽器や日用品などの古器物が付喪神に変化し、深夜に京中を徘徊する様子を描いてあるものです。付喪神というとちょっと怖い感じですが、ちっともそうではなくて、ユーモラスで笑えるものでした。いろいろなものが古くなると妖怪のような姿になるという発想も面白いなあ・・と思いました。

 
画像


画像


 『日高川草子』は安珍・清姫の物語をもとにした絵巻物。清姫が僧の賢学に恋をして逢瀬を楽しむのですが、賢学は修行の道にもどってしまいます。清姫は思いを断ち切ることができず、恋する男の居場所をつきとめ、追いかけ入水。姿を龍に変えてもなお男を追いかけ、ついには捕まえて川に沈めてしまう。。というもの。。恐ろしくも悲しい女の恋の物語なのでした。といっても、私は女性の立場で考えてしまうので、清姫の気持ちがわかるけどね。。。でも、龍に変わった清姫の姿は、梅図かずおの漫画に出てきそうな感じ。。こわ〜・・・

 
 このように、面白く、たくさんの国宝を見ることができる内容でした。

 6月1日まで開催中ですので、興味のある方はお出かけになってはいかがでしょう


 

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
百鬼夜行図・・・行かなくては!
京極ファンの私としては、見逃せないじゃないですか。5月のイベントですわ。
ぴの
2008/04/30 01:15
おもしろかったですよ。全然怖くないし。良くこんなのを思いついたなあ〜って感じでした。ぜひ、おでかけを・・・。
ともも
2008/04/30 07:44

コメントする help

ニックネーム
本 文